ジェンダークリニック・性別適合手術の病院一覧|全国の性同一性障害(性別不合)対応

GIDラボの病院検索では、性別不合(性同一性障害)に対応する全国の病院・ジェンダークリニックを、地域と診療内容(診断書・ホルモン療法・手術)から探せます。このページの前半では、国内で性別適合手術ができる主な病院と保険適用の注意点を、後半では病院の選び方とよくある質問をまとめています。

地域から探す:北海道/東京都/神奈川県/埼玉県/千葉県/愛知県/大阪府/岡山県/福岡県/沖縄県(ほかの都道府県は下の検索フォームから選べます)

国内で性別適合手術ができる主な病院

日本国内でも、性別適合手術や乳房切除術を受けられる病院があります。日本GI学会(旧GID学会)の認定施設のうち、公式サイトで対応内容を確認できた病院をまとめました(2026年11月時点)。

病院(地域)主な対応手術保険の扱い(公式サイトより)
岡山大学病院(岡山県)診断と手術の適応判定(実際の手術は協力病院で実施)学会認定施設。受診開始時に紹介状が必要
札幌医科大学附属病院(北海道)FtM:乳房切除術、子宮・卵巣摘出術、陰茎形成術、尿道延長術
MtF:精巣摘出術、造腟術、外陰部形成術など
学会認定施設。費用は受診時に確認
山梨大学医学部附属病院(山梨県)FtM:乳房切除術(胸壁男性化手術)、子宮付属器切除術
MtF:外陰部女性化手術
保険適用はホルモン療法を始めていない人の乳房切除術のみ
行徳総合病院(千葉県)FtM:乳房切除術、子宮・卵巣摘出術、陰茎形成術
MtF:外陰部女性化手術、造腟術
ホルモン療法を始めていない人の乳房切除術は保険、それ以外は自費

このほか、学会の認定施設には光生病院(岡山県)、名古屋大学医学部附属病院(愛知県、泌尿器科)、沖縄県立中部病院(沖縄県)、札幌中央病院(北海道)があります(2023年4月1日時点)。認定施設であることと、今その手術の新しい患者を受け付けていることは別なので、受診前に各病院へ確認してください。

ナグモクリニックや美容外科など、自費診療で手術を行う医療機関もあります。下の検索フォームで「手術対応」にチェックを入れると探せます。

手術の種類や費用の目安は性別適合手術とは?で解説しています。

保険適用で手術を受けられる病院は?

2018年4月から、性別適合手術と乳房切除術は、国の基準を満たして届け出た病院で行う場合に健康保険の対象になりました。学会の認定施設になるには、病床のある病院であることや学会の認定医がいることなどが条件とされており、クリニックは含まれません。

ただし、ホルモン療法は今も保険適用になっていないため、ホルモン療法を受けている人の手術は「混合診療」となり、原則として自費になります。山梨大学医学部附属病院や行徳総合病院も、保険で受けられるのはホルモン療法を始めていない人の乳房切除術としています。

手術を考えている場合は、ホルモン療法を始める前に、保険の扱いを手術先の病院に確認しておきましょう。

※掲載している病院・クリニックの情報(診療内容・受付状況・電話番号など)は変更されている場合があります。
※受診前に必ず各施設へ直接お問い合わせのうえ、最新情報をご確認ください。

検索結果: 2 件

📍 岡山県岡山市東区西大寺中野489-8 安倉ビル2階

📞 086-943-0880

診断書
詳細を見る →

📍 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1

📞 086-223-7151

診断書
詳細を見る →

病院・ジェンダークリニックの選び方

何科を受診する?診断・ホルモン・手術で受診先が違う

ひとつの病院で、診断から手術まですべてを受けられるとは限りません。目的に合わせて受診先を選びましょう。

目的主な受診先
診断・診断書性別違和の診療をしている精神科(ジェンダー外来・GID外来)
ホルモン療法ジェンダー外来のほか、婦人科・泌尿器科、一部の美容クリニックなど
手術形成外科・泌尿器科・婦人科がある病院、美容外科など

診断書のもらい方や費用は性同一性障害の診断書のもらい方で詳しく解説しています。

予約の前に確認したいこと

  • 新しい患者を受け付けているか(受付を一時止めている病院もあります)
  • 紹介状が必要か
  • 手術の場合、精神科の意見書やジェンダー委員会の承認証明書など、何の書類が必要か
  • 保険診療か自費診療か、おおよその費用
  • 予約の方法と、初診・手術までの待ち期間
  • オンライン診療に対応しているか
鎌田

私は北海道に住んでいましたが、手術に向けた診断は東京のクリニックまで飛行機で行って受けました。近くに対応している病院がない場合でも、通院の回数や方法を病院に相談してみる価値はあります。

病院検索・ジェンダークリニックに関するよくある質問

性同一性障害(性別不合)は何科で診てもらえますか?

診断は、性別違和の診療をしている精神科(ジェンダー外来)が窓口です。ホルモン療法や手術は、婦人科・泌尿器科・形成外科など、目的によって受診先が変わります。

ジェンダークリニックでは何をするのですか?

これまでの経過の聞き取りと診断、カウンセリング、診断書や意見書の作成、ホルモン療法などを行います。どこまで対応しているかは病院によって違います。

国内で性別適合手術は受けられますか?

受けられます。札幌医科大学附属病院、山梨大学医学部附属病院、行徳総合病院などの学会認定施設のほか、自費で手術を行う医療機関もあります。対応している手術や受け入れの条件は病院ごとに違います。

性別適合手術を保険で受けられる病院はありますか?

施設基準を満たした病院なら制度上は保険の対象です。ただし、ホルモン療法を受けている場合は原則として自費になるため、実際に保険で受けられるのは、ホルモン療法を始めていない人の乳房切除術などに限られます。

性同一性障害の診断ができる病院はどう探せばいいですか?

上の検索フォームで「診断書」にチェックを入れると、診断書の発行に対応している病院を探せます。受診の流れは診断書のもらい方の記事を参考にしてください。

紹介状なしでもジェンダー外来を受診できますか?

病院によって違います。大学病院などでは紹介状を求められることがあるので、予約の前に確認しましょう。

まとめ|目的と地域から対応病院を探そう

  • 診断は精神科(ジェンダー外来)、ホルモン療法や手術は目的に合った診療科へ
  • 国内でも性別適合手術は受けられる。保険で受けられるのは主にホルモン療法を始めていない人の乳房切除術
  • 受け付け状況や必要書類は変わるので、受診前に必ず病院へ確認する

【参考情報】